作成日:2020年4月20日
前回の記事で書いた通り、35mm換算で525mmまでの超望遠領域を撮影できるAPS-C専用レンズSEL70350Gは、α7Ⅲ(ILCE-7M3)に装着しても十分に撮影できる見込みが立ちました。そこで今度はサブカメラとしてα6600を購入することに踏み切りました。
(普通は、α6600を購入してからSEL70350Gを購入する順序でしょうけどねw)
サブカメラは前々から探していて、Eマウント用のレンズの所有本数が増えるたびに、α7Ⅲ(ILCE-7M3)で撮影中、レンズ交換の間にシャッターチャンスを逃す機会がしばしば増えてしまいました。
α7Ⅲ(ILCE-7M3)と同じEマウントレンズを使えるカメラで、SEL70350Gの性能を生かせるカメラ、特に望遠レンズで撮りたい動物や野鳥撮影ができるカメラとして選んだのが高速連写最高約11コマ/秒を撮影できるα6600。
EマウントでAPS-Cフォーマットのミラーレスカメラとしては、ほぼ同スペックのα6400(109,880 円+税)も発売されていますが、それよりも約5万円高いα6600(159,900 円+税)を選びました。
※表記の価格は2019年4月現在のソニーストアでの販売価格

α6400ではなく、約5万円高いα6600を選んだ大きな理由は、光学式5軸ボディ内手ブレ補正が付いているから。
SEL70350Gを考えるとレンズ側にも手ブレ補正が付いているので、カメラ側に手ブレ補正が付いていないα6400で十分かと思いますが、
・これまで所有している“レンズ側に手ブレ補正が付いていないレンズ”も装着したい
・フルサイズ対応レンズをAPS-Cクロップすることで単焦点レンズでも異なる画角を試したい
・α7Ⅲ(ILCE-7M3)と同じバッテリー「NP-FZ100」の使いまわしができる
という理由をもとに、α6600を選びました。
例えば、フルサイズ対応の「コシナ Voigtländer NOKTON Classic 35mm F1.4」をα6600に装着して撮影すると焦点距離は約52.5mmに、
フルサイズでは標準ズーム域の「TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) 」の場合だと、α6600に装着して撮影すると約42mm~112.5mmの中望遠レンズへと変身します。
また、サブカメラとしてα6600が加わったことで、広角、望遠の役割も明確になりました。
α7ⅢにはSEL1635GMを装着して、広角側の撮影に専念。撮影モードを風景写真を意識した設定を保つことができます。
α6600にはSEL70350Gを装着して、望遠側の撮影に専念。撮影モードをシャッタースピード優先あるいはマニュアルモードで、動くものを主とした設定で保つことができるので、設定を切り替えてる間に決定的瞬間を撮り逃すことも防げそうです。

焦点距離:525mm 絞り値:f/6.3 シャッタースピード:1/4000秒 露出補正:±0 ISO感度:2000 フラッシュなし 三脚使用なし
F値6.3で撮ったとは思えない解像感と背景ボケっぷり。

焦点距離:525mm 絞り値:f/6.3 シャッタースピード:1/160秒 露出補正:±0 ISO感度:2500 フラッシュなし 三脚使用なし
この写真は夕暮れ時に撮りましたがF値6.3でも思いのほか明るく撮れています。
フルサイズという響きは良いですが、そこに拘らなくてもAPS-Cでも十分に撮影を楽しむことができることが分かりました。
▼このレビュー/作例で使用したカメラ
▼このレビュー/作例で使用したレンズ