作成日:2019年11月1日
SONY αシリーズ、Eマウントで魚眼撮影したいなら、SONY純正レンズSEL2870にフィッシュアイコンバーターSEL057FECを組み合わせるという方法がありますが、この場合は、開放絞り(F値)が3.5となってしまいます。
風景撮影ならこのF値でも問題無さそうですが、「魚眼レンズで星も撮ってみたい」と思っていたので、明るい魚眼レンズを探していました。
そんな中、マウントコンバーターMC-11を介することで15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYEのレンズが装着できる情報を入手。ただしこの組み合わせ、シグマ社が公表している動作保証レンズに記されていません。
さて、果たしてちゃんと動くのか、、、結果は。

焦点距離:15mm 絞り値:f/2.8 露出時間:1/3200秒 露出補正:±0 ISO:100 フラッシュなし 三脚使用なし
撮れました!
女木島に展示されていた「20世紀の回想」という作品。近付いて撮っても、帆の上までが画角に収まります。
シグマ社が動作保証していないことで心配だったAF撮影でも、撮れてます。
ただ、AF動作音がガチャガチャとうるさく、カメラの故障の原因に繋がったら嫌なので、DG 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYEを使う時は「MF撮影で撮る」という自分ルールで運用しようかなと考えています。

焦点距離:15mm 絞り値:f/2.8 露出時間:1/100秒 露出補正:±0 ISO:2500 フラッシュなし 三脚使用なし
室内撮影だとこんな感じ。狭い空間内でしたが実際以上の広さが写真に出てる気がします。
このような少し見下ろすようなアングルで撮った場合、魚眼特有の歪みは少なく見えますね。

焦点距離:15mm 絞り値:f/2.8 露出時間:1/100秒 露出補正:±0 ISO:2500 フラッシュなし 三脚使用なし
玉ボケの具体は、キレイな円形が出来ていて、良い感じじゃないでしょうか。
四隅に行くにつれ、玉ボケの形がやや崩れていくように映ってますが、これぐらいなら個人的には許容範囲かなと思いました。
15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE(キャノン用)の重さが370g、
マウントコンバーターMC-11(CANON EF-E ソニー用)の重さが125g。
組み合わせて500g以下なので、カメラバッグに忍ばせておくのもギリギリ許容できる。
普通の写真に物足りなさを感じた時や、魚眼での撮影を閃いた時に、あると便利です。
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